初めての小津映画
ゆっくり淡々と進んでいくので、人物の言葉や行動から気持ちや作品のテーマを考えさせる時間があるし、白黒だから陰影がよりハッキリとしていて、寂しそうな背中など画から情報が伝ってくる
多…
小津安二郎12本目。
初見。名作と名高いので今年観た映画で一番緊張した。
きっと尾道に旅行した際に見かけた情報だと思うのだけど尾道が舞台として出てくることは知っていて「『東京物語』というタイトルなの…
親となり、子供も巣立ちかけている私にとって、「昔はあんな子じゃなかったがなあ」という台詞が印象的だった。
親にとって子供はいつまでも自分の一部のような気がするが、子供はいつしか「自分」として生きる…
兄弟たちが悪で
紀子が善なのかといえば
そうではなく、紀子が善人だと
言い切ることはできない。
紀子は「私はずるい人間」
だと暴露したが、それは
忘れつつある死別した夫への罪悪感を
老夫婦で癒して…
記録用
初めての小津安二郎
戦時中には大人だった親世代、若者だった子世代、戦後に生まれた孫世代って価値観や生活様式の変化が目まぐるしかったんだろうな
着物⇔洋服、親に敬語か否かなど入り混じって…
東京に住む子供の元を訪れる老夫婦の話。
何気に小津映画を見るのは初めてだったのですが、フィックスのカメラや淡々とした日常描写といったイメージはそのまま。
スタンダードサイズの画面は小さいものの、徹…
お父さんお母さんの優しさと紀子さんの優しさがほんと丁寧に綺麗に映し出されていてすごく響く映画。
親に冷たくしておいて亡くなったら悲しんで終いには形見をゆするような酷いこともあるんだなって。大人になる…
老夫婦と子どもたちとのやりとりがドライな感じなのは割と自分の感覚に近くて自然に受け入れて観てたけど、その感覚を見直す気にさせられた。全然説教臭くはないんだけど、自然とそんな気分にさせる力のある作品だ…
>>続きを読む(C)1953 松竹株式会社