世界で愛されている東京物語。
ローポジションも定点もそうだが、特に最初と最後の尾道の風景の対比がなんとも悲しくて感心してしまった。
とみが亡くなった後に紀子と遠くを見つめて「今日も暑うなるぞ。」と言…
小津の代表作であり、海外でも高く評価されている作品。この、小津の世界が理解されていることに驚く。老夫婦に対する子供たちの冷たさ、亡き息子の嫁の心配りが救いだ。そして尾道のかえってすぐに、母が亡くなり…
>>続きを読む小津監督不朽の名作。
海を見つめる笠智衆の哀愁溢れる姿と蚊取り線香の煙、なぜこんなにも切ない、、、淡々としていて登場人物たちが感情を露わにすることはほとんど無いのにもかかわらずしみじみしてしまう。ず…
名作というもんだから、人情味で直球勝負的な暑苦しいくらいの家族団らん物語だと思ってたらそれ逆行してました。
歳を重ねて立場が変わったら、感じ取るものも違ってくるのかもしれない。
とはいえ、目一杯の…
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