このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
以前から気になっていた作品です。
苦い物語でした。
①良かったところ
・独特のリズム
発言している登場人物をメインに据えた構図が多かったです。
表情が伝わりやすかったです。…
終戦から「もう8年」と台詞にあるので、映画の時代設定はこの作品の制作年と同じ1953年なのだと分かり、なんだかとても興味深かった。
だって第2次世界大戦だよ、焼け野原にバラックが建ってた東京がたっ…
人間味に溢れすぎている。人間を描くのが上手い。
この時代にしか撮れないだろうなという家屋の感じ、それが起因する優れた構図があれば逆に今に通ずる家族・血縁の問題や、戦後的な本音と建前の問題(これ自体…
登場人物みんなが自分の意思を持っていて、自分の足で立っている印象だった。話し方も語尾がしっかりして言い切っているのがかっこいい。
原節子のみが老夫婦に優しく接していたのは、血が繋がっていないからこそ…
本音と建前の交ざり具合がすごい。
大阪で途中下車した老夫婦の会話シーン好き。哀愁漂わせ、子ども達の文句を言いながらも、まぁこんなもんかと2人で語り合う姿がいい。
まぁ、幸せなほうじゃのう。
幸せ…
perfect daysが好きだったので観た。昔の名作映画はずっと敬遠してたけどめちゃくちゃ良かった。堀江敏幸の小説と通ずるものがあると思った。姉にすぐに形見の話をされたのが嫌だったというきょうこの…
>>続きを読む20代の頃、映画好きなら見なくてはいけないと思って観たが、当時は感想の述べようがなかった。初見から、監督はこの映画の親世代より、ずっと若い人なんだろな、と思っていたら(描き方が瑞々しいから)、改めて…
>>続きを読む(C)1953 松竹株式会社