のぼせギュウマン

危険な遊びののぼせギュウマンのレビュー・感想・評価

危険な遊び(1993年製作の映画)
3.2
別名「ブラック・ホームアローン」。
双方とも、いたずらっ子という共通点があるものの、本作のマコーレー・カルキン君は、本家と別格。「こうしたら、どうなるんだろう?」という好奇心から、人形を道路に落として、多大な交通事故を起こしたり、妹を水の中に沈めたりしてしまう。日本のドラマに出てくる「みきおくん」張りに怖い。

誰しも、子供の頃は、未知なものでありふれている。それらを試そうとして、大人に叱られた過去を持つ人は、たくさんいるだろう。しかし、彼の場合は、どうだろう・・・。

彼の暴走を見ると、日本でも、昔、同じような事件があったことを思い出す。今の時代も、何でも調べれば分かるので、なさそうに思えるが、それは大間違い。現在も、「この動画、実際にやってるのかな」、「この動画と同じことをしたい」という好奇心から、取返しのつかない過ちを犯すケースを、ニュースや新聞で、時々見る。
「怖い」と言う割には、どの時代にも、ヘンリー(マコーレー・カルキン君)は、いるのかもしれない。身近なところにも・・・。