フセヴォロド・プドフキン監督作品。
1932年ドイツのハンブルクの港町で、造船所の労働者達はストライキをするか集会していたが・・・という話。
初期のソヴィエト映画らしく、カットの連続、モンタージュで構成された映画で、カットが細かい感じが心地よい。そしてカットが細かいので目離せない。
内容はソヴィエト万歳、プロレタリア万歳という内容。
造船所での作業のモンタージュがかなり細かく、そしてカメラも動かすので、かなり攻めている感じ。少しケネス・アンガーを連想した。
前半部の闘争のシーンや造船所のシーンはモンタージュシーンも度々あって良かったけど、後半ちょっと失速。
国立フィルムアーカイブで観たのは、ところどころシーンが欠けているように感じた。
モンタージュシーンの激しさを楽しむ映画。