翼の骨格から羽根が生えてくるシーンが素晴らしい…
オゾン監督にしては随分すなおな終わり方だったな〜と思いながらディスク取り出したけど、序盤のくだりを思い出して、一気にそういう事かとざわついた。
終わりまでそのまま流しちゃうセンスよ笑
監督の捻くれたヤバさ、ほんと大好き。
シングルマザーであるカティは、メスとしての愚かしさがかなり顕著に描かれている。
出会ってすぐトイレでセックスするような理性の欠如が、シングルマザーの現状を作ってるのにね。翼の生えた赤ちゃんがその産物だとしても、モンスターはどっちよ?という話で。
「ラブレス」も似たテーマだったけど、こっちの批判のが一枚上手かな。本当に意地が悪い笑
捻りもきちんと忘れないのがさすがのオゾン監督で、母親の彼氏を見るリザの訝しげな目、弟への抑えきれぬ不満はぞっとするほどにブラック。
愛くるしい妖精の格好で人形を地面に叩きつける様子や、ハサミを持ち出すシーンはもはやサイコサスペンス。
鶏肉の食べたい部位を聞かれ、「翼」と答えちゃう所なんて、すげーシュール笑
もうなんであんなキャッチコピーにしたんだ!笑
おおかみ子どもの雨と雪のソースとなったのでは?と友達から聞いてたけど、うーん何となくそのようなそうでないような。
赤ちゃんのリッキーもかわいいけど、リザ役の子役がめちゃんこ可愛らしい。眼福。
# 146/2018