松岡茉優

陽は沈み陽は昇るの松岡茉優のレビュー・感想・評価

陽は沈み陽は昇る(1973年製作の映画)
3.4
アメリカ人、日本人、イタリア人3人の若者の世界を跨ぐロードムービー(音楽はニーノ・ロータ!)。松竹の旅行シリーズをさらに強化したような映画で、コロナ禍で自由に旅行できない立場から観れば本当に一緒に旅行した気分になれる。ただ、基本的には移動シーンなので、劇的なドラマがある訳ではない。淡々とし過ぎて結構眠くなった。
あと、イタリア人の女性が現地の男にレイプされるシークエンスの前にはしっかり「このパートはフィクションです」という字幕が入るのが笑った。ヒッピーな曲がかかる時も曲名とアーティストが字幕と人して表示されるので、やさしい旅行映画だなと感じた。
なによりもこの時期の日活が世界中を舞台にロードムービーを製作していたことが1番の驚きだった。どれくらい客入ったんだろうこれ…。
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