逃げるし恥だし役立たず

地下鉄(メトロ)に乗っての逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

地下鉄(メトロ)に乗って(2006年製作の映画)
2.0
丁寧な描写に好感を抱くも、過去と現在とをつなぐ設定が曖昧で登場人物の関係性も説明不足。もっと静かな雰囲気や展開の方が共感を得られたのではないかと考察。ラストは予想外の展開、そのラストも父と長男の件はまだしも母と娘の件に至っては切ないと言うより嫌悪感を覚える。タイムスリップの無駄に迫力ある効果音と演出も只々邪魔である。堤真一はいつものままだが、大沢たかおと岡本綾は好演。何処で作り方を間違えたのか考えてしまう作品。
最後に、岡本綾だが本作の表情がすばらしい。不倫関係に密かに悩む女性を好演。ウーパールーパーみたいな顔をしているがスタイルも良く、公私とも恵まれていなかっただけに今後も応援したい。お時こと常盤貴子は歳と共に艶かになり美人であるが自らを女優と称するのであれば演技の方をもっと勉強していただきたい。