柚子次郎

地下鉄(メトロ)に乗っての柚子次郎のレビュー・感想・評価

地下鉄(メトロ)に乗って(2006年製作の映画)
2.6
浅田次郎の作品は大抵身内の死者が幽霊に
なって会いに来るか、タイムリープして
昔の身内に会いに行くという展開だが、
この作品は度が過ぎる。
途中からアニメの「時をかける少女」の
ようにバンバンタイムリープして、しまいに
は親父の満州引き揚げの場所にまで行くの
で、もう地下鉄全く関係ないじゃん!と
ツッコミたくなった。
映画の途中でダレてきたからそろそろ濡れ
場かなと思ったら本当にその展開になり
雑な作りだなーと思った。
ただ自分が最近まで長い間新中野に住んで
いたので最初の東京五輪当時の新中野界隈
の様子は面白かった。
住所から鍋横下ったところに主人公の実家
があるんだなぁとか、今も昔もパチンコ屋
は繁盛してるんだなとか楽しめた。
あんな小さな街にも当時は映画館があって
羨ましい。
主要キャストの4人が雰囲気のある役者さ
んなんでこの点数の割に観れてしまった。
柚子次郎

柚子次郎