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地下鉄(メトロ)に乗ってのTのネタバレレビュー・内容・結末

地下鉄(メトロ)に乗って(2006年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

地下鉄で過去の世界に迷い込み、確執のあった父の過去の苦悩や本質に触れて行く、て感じはいいのだけれど
幼き頃から母が父の女性関係で苦労していた様子を見てた主人公(次男)が、不倫して「俺は家庭を壊してない」とか言ってる。「?」でしかない。
嫌っている父と全く同じ事をしている。
しかも、付き合っていた相手は父の交際相手の子供?主人公の両親は離婚して名字も違う為、彼の父親の名字を聞いて彼女は全てを察し傷付き、苦悩している表情が切なかった。
どおりで過去に一緒に迷い込む率が高いはずである。
更に主人公の幸せの為(最大の疑問でもあるが、これが幸せなのかは不明)、自ら産まれるはずの母のお腹の胎児(つまり、彼女自身)を抹殺してしまう。
とにかく「?」がいっぱい。
付き合っていた大学生の子供を産んで父の長男として育てる母も、それを何故あのタイミングで本人に伝えたのか、全てを受け入れて母と結婚したのに他の女性とずっと会っている父も、何事も無かったかのように元の家族と暮らす主人公も。。。記憶改ざんされた?
ラストも穏やかにエンディングを迎える素敵な仕上がりなのだが、よく考えると結構衝撃的。
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