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セールスマンの死のotomのレビュー・感想・評価

セールスマンの死(1951年製作の映画)
5.0
先に'85年のフォルカー・シュレンドルフの方を観ていたけれども、戯曲ベースの為にセットの感じなんかも含めて大体おんなじ具合な安定感。きっと何者にもなれない人が抱く夢の弊害を一手に引き受けたかの様な主人公像が滑稽でもあるし、哀しくもある。後のダスティン・ホフマン同様に迫真のブッ壊れ演技をこなすフレドリック・マーチが見事。オリジナル演出のエリア・カザンの映画版(if)が観てみたい。
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