山田風太郎リスペクトな、外連味あふれるエログロハードボイルドアクション。日本よりも海外で人気があるようです。
テンポがすごく良くてアクションとアクションでシーンを繋いでいる感すらあります。なんせ敵が8人（鬼門八人衆）もいますんで。中にはポッとでてパッととやられてしまうキャラもいますが、大体の敵は印象深い強さを持っています。外見も特徴的で良きでした。中でも、鬼門八人衆の中で最初に出てくる鉄斎がこの映画の象徴的シーンの多くに関わっている気がします。主人公がそれほど強くなく、キャラクターの中で唯一超常の技を使わないのが印象的。味方との協力や運が味方しなければ勝てないような状況が多々ありまして、最初の敵からして本来なら詰んでそう。そういったところは山田風太郎作品の柳生十兵衛と似てます。
