晴海通り

活きるの晴海通りのレビュー・感想・評価

活きる(1994年製作の映画)
3.8
あぁ、切なくもたくましい。食事のシーンが良い。まさに「活きている」という感じ。

しかしたったひと世代でこんな激動(と言うほかないだろう)の時代を生きた中国の凄まじさ。蒋介石→毛沢東と政権が移り、紅衛兵による知識階級の弾圧…結局膨らみきって実体を無くした大義の前に潰されるのは、いつも最も弱い人たちなのだと痛感する。そしてご飯を一緒に食べ、子供の頃の写真があることのありがたみ。これっていくら写真がデジタルになろうが、意外と変わらないことなのかもしれないと思う。視線は愛だから。

ちょうどいい長さのいい映画でした。コン・リーが美しい。
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