チャンピオンとなったロッキー(シルヴェスター・スタローン)は優雅な生活を送っていたが、若手クラバー・ラングとの試合直前にミッキー(バージェス・メレディス)が心臓発作を起こし、ロッキーは試合に敗れ、ミッキーは帰らぬ人となってしまう。落ち込むロッキーの前にかつての宿敵アポロ(カール・ウェザース)が現れ、トレーナーとして共に復活に向けて動き出す。
この第三作目以降は、すっかりアクションヒーローものになった。でも、それでもいい。
初めからストーリーがわかっていてもロッキーは面白い。逆に安心感を持って感動できる。
それにしても、ロッキーの変貌ぶりがすごい。テレビに出まくりの人気者だし、前作までのシャイで影のある、悩めるロッキーはどこかへ行ってしまったようだ。
この作品から、急にスタローンが筋肉ムキムキになっているのもアクション映画っぽく見える原因だろう。
このシリーズ、ラストシーンはリング上のロッキーの表情が定番だが、この映画のラストシーンも負けないくらいかっこ良かった。