ボクサーとして人気沸騰で浮かれまくってたロッキーが強敵クラバーに完全敗北し、師との別れ、ライバルとの友情、自信喪失、家族の愛などを経て再戦に挑む映画。
過去にシリーズは通して見ていたものの、改めて見るとロッキー2から作風がガラリと変わっていることにビックリ。
完全に人間ドラマから少年漫画的なエンタメ作品にチェンジしてますね。
ロッキーの豪邸に住み、ハルク・ホーガンと異種格闘技を行い、派手なパフォーマンスしながらトレーニングをする姿は絵に描いたような浮かれようで思わず笑ってしまいます。
アポロがロッキーのトレーナーをする展開はライバルとの共闘という時点で燃える展開ですが、後年「クリード」が造られたことによりさらに味わい深さを増しました。
ラストもロッキーとアポロが対戦するのも少年漫画の定番展開ですが、拳を交える瞬間に映画が終わるのはカッコいいうえに、どちらのキャラクターの格も下げない上手い描き方でした。
そして観客的にはどっちが勝ったか妄想したくなります。
ちなみに僕はアポロが勝ったと思います。