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ロッキー3のぉゅのレビュー・感想・評価

ロッキー3(1982年製作の映画)
3.8
2020年 鑑賞
監督・脚本・主演の3役をスタローンさんが担った。
当初ロッキーシリーズは、この作品をもって終了する予定だったらしい。そう言われれば区切りのついた場面が垣間見えることもない。

ロッキーがアポロとのリターンマッチに勝利!そこからたくさんのチャンピオンボクサーに勝ち、人気は絶頂に!TVやCMに出演したり、グッズも出たり、チャリティーでプロレスの世界ヘビー級王者と異種格闘技戦に参加したり美術館に自身のブロンズ像が建ったりする。像の除幕式にて、ロッキーは現役引退を発表するが、その場にいたクラバーは、「世界1位の俺と戦え!」と、挑戦状を叩きつけられ...

この作品は友情の物語だ!
まず義兄のポーリー。人気のロッキーとは反対に、エイドリンの兄で、ロッキーの腐れ縁でもあるポーリーは、酒に溺れ、ポーリーはロッキーに吐き捨てる。「何かしてくれたか?何か仕事をくれたか?」って。でもロッキーは「実の兄貴と思っている!」「自分の人生は自分で責任を持て!」と、ポーリーを諭したのだった。ロッキーはやさぐれたポーリーを再び立ち上がらせた!そして自分のセコンドになり、彼を支えたのだった。

次にトレーナーにミッキー。クラバーとの試合直前、心臓発作で重体になり、取り乱したロッキーに、ミッキーは「バッキャロー!とにかくあの山猿をぶちのめしてこい!私が教えたことを思い出せ!」と言い放った!が、ミッキーのいないロッキーは序盤でKO負けに... ボロボロで戻ってきたロッキーの目の前で息を引き取る。ミッキーはロッキーを鼓舞し続けたかったのだろう!だからこそ、もう一度、ロッキーはクラバーに立ち向かえた筈だ!亡くなったミッキーのために、弱い自分のままではいけないと思ったから!

そしてアポロ。「お前が負けたのはハングリー精神を失ったからだ!」「あの虎の眼を取り戻せ!基礎から叩き直せ!」と。以前は良きライバルで、チャンピオンの座をロッキーに引きづり降ろされ、どん底を味わされた彼に手を差し伸べた。トレーナーとなり、彼の精神やボクシングスタイルを改造、ハングリー精神とあの“眼”を取り戻させることに成功!ロッキーとアポロの友情は強く結ばれ、これからも続いていく!

そこにエイドリンがいて、ロッキーにいいこと言うのよ!怖いことの何がいけないの!自分のために戦って!ってさ。泣けてくるぅ... どん底へ失墜しても、諦めずにもう一度這い上がれってことだね。

彼らはロッキーを想い、ロッキーは彼らを想い、エイドリンや息子のいる場所に帰っていったらいい!負けてもいい!また1から始めればいいって、王道だけど、いいよね!
それと、ホーガンにミスターTの客演陣。最高ぅ!
最後の2人だけのリングも痺れた!

ロッキーとクラバーの再戦の結果?それは是非観て、確認して!

967(20-98)



’23.11.6 (月) 23-200-36
BS松竹東急 銀座よる8シネマ(吹替) にて

「ロッキー2」「エクスペンダブルズ」等のシルヴェスター・スタローン監督・脚本・主演による、頂点を極め、家族と裕福な生活を送り、ハングリー精神を失っていたロッキー(シルヴェスター・スタローンさん)は、以前の自分のような男クラバー(ミスター・Tさん)に試合で敗れ、師匠であるトレーナーのミッキー(バージェス・メレディスさん)も亡くなるが、再び立ち上がる彼にかつての宿敵アポロ(カール・ウェザースさん)がトレーナーに手を挙げるロッキーシリーズの第3作目。

宿敵アポロとの凄絶なリターンマッチに勝利したロッキーは、プロボクシング世界ヘビー級チャンピオンとして快進撃を続け、10度もの防衛に成功。その人気は国民的なものとなっていた。私生活でも巨万の富を得て、フィラデルフィアの豪邸で妻エイドリアン(タリア・シャイアさん)と息子ジュニア(イアン・フリードさん)と三人で何不自由ない生活を送り、ロッキーは今まさに幸せの絶頂にあった。フィラデルフィア美術館に自身のブロンズ像が設置された日、除幕式の席上でロッキーは現役引退を発表する。会場でそれを聞いた世界ランキング1位の新進気鋭クラバーは、「ロッキーは弱い選手と戦ってばかりで自分から逃げている、世界1位の俺と戦え」と侮辱的な言葉で挑戦状を叩きつける。激昂して挑戦を受けようとするロッキーに対し、ミッキーは「クラバーは強い、お前に勝ち目はない どうしてもやるなら俺はトレーナーを降りる」言い放つも、ミッキーを説得し、現役最後の試合としてクラバー戦に臨むロッキー。しかし試合直前、ミッキーは控室で持病の心臓発作を起こし重体に陥る。そしてロッキーは、ミッキーのアドバイスを実践できないままわずか2ラウンドでクラバーの強打にKOされ、心身ともに打ちのめされて帰ってきたロッキーの目の前でミッキーは息を引き取った...

・前作の最後とベルトとお馴染みのあの曲
・ロッキーの連戦連勝で6度の防衛
・グラバーの特訓と6連続KOストレート勝利と華やかなロッキーの生活
・グラバーはロッキーに挑発するも...
・ロッキーはチャリティーのボクシング vs プロレスの異種格闘技戦を!
・「ロッキー、ロッキー... 」で気に食わないロッキーの義兄ポーリー(バート・ヤングさん)とゲームセンターでのポーリーの行動
・「みんな腐ってやがる」「腐ってんのはお前(ポーリー)だよ 自分の人生なんだ 自分で責任持てよ」
・「俺には分かっている あんたはな ロクデナシじゃないっ 焼きもち妬きの怠け者なんだよ」あぁ私もロッキーに言われてぇ 「映画好きの怠け者なんだよ」って
・ハルク・ホーガンさん登場!「血の雨が降るぜ」
・ミッキーの心臓が...
・マーチングバンドが... ここ解せねぇ...
・フィラデルフィア美術館にロッキーのブロンズ像とロッキーの引退発言とグラバーからの挑戦状
・沸点が低いロッキーと止めるミッキー& エイドリアン(タリア・シャイアさん)
・「(グラバーは)ハングリーだ 今のお前にはハングリーの欠片もありゃせん」とロッキーの防衛にまつわる衝撃の事実
・ミッキーとロッキーの友情を感じる!説得シーンだったが...
・ロッキーはまさに有頂天?って思うぐらいトレーニング舐めているように見える一幕もとミッキーとロッキーのベクトルがズレているようにも感じる
・「お前はよくやった」「ありがとう」「それだけだ」
・試合前の乱闘とミッキーが... 「馬鹿な事を言わずに早く行けっ... あの山猿を叩きのめすんだよっ... 情けねぇ奴だなぁ...早く行けぇ... 負けやせん... 」
・グラバーの殺人パンチとロッキーのKO負け...
・ミッキーの死とロッキーの叫び&涙「ミッキー! 俺は1人でどうしたらいいんだ ミッキー! 俺のを1人にしないでくれ」
・「それじゃあダメだ!」アポロがロッキーの前に現れ... 「俺に何の用だ」「ビジネスだ」
・「俺たちには引退はまだ早い!まだ若いんだ!」
・「お前に負けた時な 俺はどん底の苦しみを味わったんだ 誰にも言えずに一人で耐えたよ それは誰もが経験する事だ そのまま終わっちまえば必ず後悔が残っちまうんだ俺の二の舞を踏まんようにもう一度立ってみろ 二人が組みゃあ世界一のタイトルをもう一度獲れる」
・ハングリー精神&鋭い野獣(トラ)の目を取り戻せっ
・「お前に惚れたんだ さぁ帰ろうぜ」「変わった男だな」
・ロッキーの家族愛と親子愛を感じるトレーニング出発前
・下町感溢れる町並みがいいよな!
・アポロの始まりの地とデューク(トニー・バートンさん)の登場
・リズムと水泳とつま先
・「明日はないんだっ! 今日だけを考えろっ!」
・スピードと忍耐と砂浜ダッシュと「今のお前では勝てん あいつに殴り殺されるぞ」というミッキーの声
・足が止まったロッキーとアポロの怒り
・ロッキーに近づくエイドリアンと彼女のある言葉「ここに何しに来たの?」
・「ぶつかればいいじゃない! アポロはあなたを信じているわ 私もよ」と「今こそあなたはやらなきゃいけないのよ それはミッキーのためでもない ファンのためでもない タイトルやお金や私のためでもない 自分自身のためだわ」
・「君は強い女だな」「ボクサーの妻だもの」
・トレーニングシーンと「Eyes of Tiger (虎の目)」
・あのトランクスとアポロとの友情
・試合開始とロッキーのリズム&ジャブ だが...
・パンチドランカー?作戦?と思わず握りしめてしまう試合中盤
・ロッキーのラッシュと「ロッキー 打てぇ!」って声が出ちゃう私
・倒れるグラバーと10カウントとゴングと私の拍手
・「あなた大丈夫?」「最高だっ!」
・ロッキーとアポロ二人だけの試合と歳を取りたくないとあの静止画が... ほっ、欲しいぃ...
・当初この作品をシリーズ完結作にする予定だったのが分かる内容。だが完結せずに続いてくれた事に感謝!そうじゃなきゃ「クリードシリーズ」が存在しなかったもんな...

967改
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