たな会No02

暴れん坊街道のたな会No02のレビュー・感想・評価

暴れん坊街道(1957年製作の映画)
4.0
よいです。親に捨てられた三吉が元気いっぱいで最高でした。いい感じにこまんたち三人とうまくいくかと思いきや、悲しい結末になってしまい重苦しい話でした。しかし、佐野周二がふらっと三吉の馬に乗ってこまんのところに立ち寄る感じとか、佐野周二と三吉が二人で双六やったり芋食ったりとか、端々のシーンにユーモアがありかつほろっときてとても良かったです。ラストのクレーン使って見下ろすシーンとか、馬の腹の下の空間にばっちり親子が入ってるショットとか、かっこよぎて悶。封建社会のやりきれなさを描いててプロットもしっかりして近松ものの良さを感じ入りました。