友二朗

フットルースの友二朗のレビュー・感想・評価

フットルース(1984年製作の映画)
4.0
「君だって飛べる」

レン・マコーリック
酒/音楽/ダンスが禁止された町。
音楽をかけたら警察が飛んで来る町。

最後のダンスシーンにもう全部持ってかれた。あれはズルい、口元が緩んで仕方ない、そんな圧巻のクライマックス。

ガーディアンズから観たくなった。
キャストクレジットお洒落すぎー!ほとんどの画が桁違いのお洒落。良い時代やなあ。こんな青春憧れる。舞台が田舎だからこそ良い。

「俺が戦ってる相手は町だ。個人ではない。君の親父に関係ない戦いだ」
ベーコンのこの空気感、少しミステリアスな感じ、これは大スターだわ。ボロッボロの車。友との義理に厚く、自由を愛する男。それでいて何処か清廉である。この映画でのオルゴールはプレゼントとしてセンスが良すぎる。からの「キスはまだ?」よ。

冒頭からアホ過ぎる。
乱れてるってレベルちゃうやん。

クラシックはええんか。
チキンレースのヒーローの曲いいな〜!
ベーコン身体能力えぐいな。全くキスしようとしないベーコン可愛い。

親としての戦い、葛藤、悩み。若者達の飢え、悩みと自由。そして両社の成長。どちらかが倒れるのではなく、双方が成長して辿り着く構図が素晴らしい。「パパからよ、パパはきっと否定するわ」おーいママええ奴すぎるやろ。ほんまに優しくて気の利く人なんやなー。

ウェット・Tシャツ・コンテスト

クラブシーン、ベーコンカッコいい〜。
ウィラードのダンス練習シーンすし。ベーコンと母親の会話・時間がエリエル家への答え合わせになってる。集会でのレンの主張割とブレてる説もあるけどなー。正当性としてはいいけど、普通に事実としての危険性の解決になってない。現にダンスがキッカケで喧嘩もキスも起きてるし。まあそんな事はどうでもええんや。ダンスすれば分かる。愛は素晴らしい。

誰も踊り出さぬ会場。リアルと比べてチグハグな歌。パパとママ。夜の中。ウィラードのスーツかっこよ!ササッとチャックをぶん殴って終わらすベーコン。ウィラードが可愛すぎるなー。

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心の奥は熱く燃えている。

エドナ達とソーダを飲みに行くわ。

きっとこれが恋、濃いに賭けよう。

この町ではいつも誰かが見てるのよ。

キスしたい?
いつか。
どうゆうこと?
キスのベテランだろ?比較されたくない。

汽車が来ると同時にセックスするの。

話合わなくなった訳じゃない、ただ、話すことが無い。

キスはまだ?

興奮するのはダンスだけ?見つめ合う目と目は?私達がそうだった、誰にも止められない。

来いよ、ありがとう。

もうダンスだけの問題じゃない。

やれば何かできる。今度こそ何かをやり遂げてみせる。でなきゃ消えるさ。

主を讃えて踊ろう。

全てに時がある。笑う時、泣く時、弔う時、そして踊る時。禁止令の時は終わった。踊る時です、踊って生を祝うのです。

昔は聞くのが楽しかったわ。今は舞台と衣装が見える。芝居なのね。

本に悪魔が?悪魔はここだ、心にいる。

レンが君をダンスに誘っていいかと。答えにつまるよ。

これでいい。

貴方と2人きり。
私達、踊ってるわ。
友二朗

友二朗