御朱印帳

フットルースの御朱印帳のレビュー・感想・評価

フットルース(1984年製作の映画)
3.4
シカゴから田舎町にやつてきた高校生がダンスを禁止されている保守的な町で、恋人の父親が反対派の中心人物にいる中、ダンスパーティーを企画する物語。昔、大ヒットしたがリアルタイムでは見ていなかった。

音楽とダンスだけの映画と思い、冒頭のテーマ曲が流れている場面だけでも全部見た気になつてしまうが、80年代のアメリカの保守的な田舎町の高校生の生活、青春のほとばしるエネルギー、親子間の葛藤と相互理解などしつかりとした構成。子を持つ親も楽しめる。

ロッキー山脈と思える山が見えると思ったら、ロケ地はユタ州とのこと、保守的な背景としては頷ける。また、トラクターを使ってのチキンレース、鹿の角をフロントにつけて大型ラジカセを載せたピックアップトラック、教会で牧師の話を眠そうに聞く子供などアメリカの田舎も楽しいなあと感じる。

また、音楽もフットルース、パラダイス、ヒーロー、ネバーなど80年代のヒットメドレーでゴキゲン。サントラも欲しくなる。

ケビンベーコンは撮影当時は既に20代半ばであるが、ちょっとニヒルですねた風貌が高校生役でもフィットして出世作となる。これはヒットする訳だ。
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