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ジェイソンX 13日の金曜日のBACのレビュー・感想・評価

ジェイソンX 13日の金曜日(2001年製作の映画)
2.0
・未来の13日の金曜日、ジェイソン宇宙へ行く話だとは聞いていて、どんなものだ?と興味はあって機会があれば見てみたいとは思っていた。で、ネトフリにあったので見てみた。

・やはりタイトルは FRIDAY THE 13TH の文字がヒュ〜ンと飛んできてガラスをバリ〜ンと割ったりとか、爆発したりとか派手にやってほしかったところ。そこにリスペクトがほしかったぞ。

・画面から漂うダメB級SF映画のオーラ。セットなど80年代のダメB級SF映画の匂い。

・未来でもスキがあれば学生は発情。それに反応して復活する冷凍ジェイソン。流石だ(笑)。

・おっぱい要員であるVRお姉さんのぞんざいな殺され方(笑) これに限らず映画に出る犠牲者の皆さんの死に方ぞんざいね。

・瞬時に船外に吸い出される犠牲者の生徒。見せ場のハズなんだけどほんとに瞬時で、いや〜それじゃダメでしょと思ってしまうな。

・教師と生徒の地獄のような変態SMプレイ。こういうことを熱意を持ってせにゃならん俳優さんたちを尊敬する。

・「バイオハザード」のアリスをやりたかったのね、というアンドロイドのKMさん、ノリノリ。

・KMさんに殺られても(アレは死んだでしょ)未来のナノテク医療はジェイソンをも治してしまう。そこにジェイソンの細胞再生能力とかデビッド・クローネンバーグの博士やその研究とかが絡んでくるとか、そんな気の利いたコトはしてくれない。

・マッチョな未来ジェイソンの出番は案外少ないのね。

・いちおう主役はジェイソンと共に冷凍保存されてしまった人だと思うのだけど、影薄すぎ。

・ジェイソンと一緒に流れ星。
軍曹「ジェイソン!きみはどこに落ちたい?」
の台詞が聞こえてきそう。
クリスタルレイクにも姉弟ではないけどカップルがいるし。

・う〜ん、昔のシリーズもここまでダメダメユルユルではなかったように思うのだけど。気のせいかな。製作者が「別に本気じゃないから冗談だから」と言ってるみたいな軽さ。ぜんぜんコワくないぞ。

・まーでもそこそこ楽しかったぞ。反面、本作のダメダメユルユルぶりをクスクス楽しんでる自分の精神はダメダメだぞ!と自省させられてしまうような作品ではあった。
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