PANDADA

グラッフリーター 刀牙(トキ)のPANDADAのレビュー・感想・評価

2.0
板垣恵介の漫画「グラップラー刃牙」の熱狂的ファンである範派静江は、夫である源次郎、息子である刀牙と暮らしていたが、ある事故をきっかけに源次郎は行方不明に。静江は刀牙を「最強の男」となるべく育てるが、刀牙はバイト37回も首になる救いようのないフリーターになっていた、、、みたいなお話し。

平たくいうと、なぜかドッジボールの話です。

刃牙的な要素は登場人物の名前とか、ちょろっとしたキャラづけに使われるだけで、全くもって設定の無駄遣い。

所々のキャスティングとネタは悪くないんですよ。
「おまつ」役の迫英雄は良い仕事してますし、なんといっても佳乃役の木南晴夏は最高ですよね。
「勇者ヨシヒコ」で魅せてくれたような非の打ちどころのないコメディエンヌっぷり全開です。

斉藤由貴や津田寛治の好演はさすがですが、周りがかなり酷いので浮いてる感じもします。
まあ、酷いのは演技というよりは脚本でしょうね、これ。

主演の須藤凌汰は案外悪くない感じでした。

せっかくの刃牙ネタももの凄く中途半端で、ファンに怒られないように当たり障りのない弄り方しかしてないので、非常にもったいないというか、まあ、普通につまらないですね(笑)。

なんでこんなのを観てしまったのか、自分でもわからないような駄作ですが、ケンコバと木南晴夏を観れたから良しとしますね。
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