GreenT

ボーン・アイデンティティーのGreenTのレビュー・感想・評価

2.0
せっかくおススメしていただいたんですけど、面白くなかった。ごめんなさい・・・。

マット・デーモン演じるCIAで人間凶器に教育されたエージェントが任務に失敗し、マルセイユ沖でイタリアの漁船に助けられるが、記憶を失っていて、自分の「アイデンティティ」を探す、ってお話しなんですが・・・

まず最大のつまらなかった理由は、ダラダラダラダラ話が進む!3分の1くらいで観るの止めようかと思った。しかしこの作品はすっごいヒットしたし、iMDb でも7.9/10と高評価!投稿者レビューでも「ハラハラドキドキ、アクション満載!」って書いている人が多いのですが、私的にはアクション少なくて、「車で移動」とか「隠れて敵を観察」みたいなシーンが多くて寝そうになった。

スパイ・スリラーみたいな感じなんだけど、スリラーが全然面白くないし。マット・デーモンのキャラは記憶を失っているんだけど、人間凶器としてトレーニングされたことは一切忘れて無くて(最初に「コーヒー淹れたりとかは憶えている」という伏線がはってある)、自分が筋モンの人なのは分かっているみたいなので、そんなに混乱している感じでもないから緊張感がない。

あと、お話しのお約束が良く分からない。任務に失敗したら殺されるの?上司らしきクリス・クーパーがやたらパニくっているんだけど、うーん。クリス・クーパーもこの感じ、向いてないなあとキャスティングも良いと思えない。

そもそも、漁船が海でおぼれている人を助けたら、無線で連絡して、港に入ったら警察かなんかが来て保護してくれる、ってそれで終わらない?なんで漁船の人が通報せず、「スゥェーデンまでこれで行け」ってお金を上げたりするの?

まあ、撃たれた傷とかあるから筋モンの人、って察してくれたのかもしれないけど・・・・。

あと、お尻だか太ももだかに、レーザーチップみたいの入ってて、ジェイソン・ボーンの偽造パスポートや各国の通貨など、スパイ活動に必要なものを保管しているセーフティ・デポジットボックスがある銀行の情報が入っているんだけど、なんであんなものを体に埋め込んでいるの?忘れたら大変だから?忘れたらいちいち体切って出すの?意味が解らない!

で、その銀行に行くんだけど、それが自分が何者かを解明する手がかりだから?なんで銀行で名前確認されないんだろ?まあ、指紋確認の機器があったから、あえて名前を訊かない「その筋」の銀行なの?

チューリッヒからパリへ向かうのに車が必要だからと、お金が必要な女の子に「お金あげるから乗っけてって」って頼むんだけど、いきなり1万ドル?の札束を投げて渡すとかな~・・・。

この女の子はドイツ語を喋っているのに、なんでアメリカ大使館で色々言い訳しているの?アメリカ人なの?

スゥェーデンからフランスに入るのに、一応国境でチェックされないのかな?ヨーロッパって国境のチェックないの?

この女の子とラブ・ロマンスに持って行きたいから、パリに着いたから「じゃあさよなら」ってわけにはいかなくて、ジェイソン・ボーンのアパートに上がっていく?ってことになる下りのダイアローグとかも面白くないしなあ。

あ、そうそう、唯一良かったのが、ジェイソン・ボーンを狙うスナイパー役のクライブ・オーウェン。昔好きだったなあ~。この人はすごい好演していたけど、スクリーン・タイムは少ない。

アクション・シーンは、カーチェイスや格闘技系もあったけど、特に感動せず。なぜと言われても説明できないけど。

5階だか6階から飛び降りるのに、死体をクッションにして、落下しながら階段を上がって来る敵を撃ち殺すとか、作り過ぎで「アホくさ!」って思っちゃったし。

ネタバレはコメント欄で!
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