瀕死の男が目を覚ますと、名前も何も覚えておらず記憶喪失だった。唯一の手掛かりは銀行の名前と貸金庫の番号。なぜか暗殺者たちに命を狙われる主人公。一体何者なのか?
これはスパイアクションに、少ない手掛かりから「自分は一体何者なんだ?」という謎に少しずつ迫っていくミステリーとがクロスしたような作品かと思っていたんですが、期待していたよりあっさりと謎が解決した印象です。
せっかくの設定の面白さが100%活かしきれていないような。面白かったんですけどね。
この映画の監督ダグ・リーマンの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」も同じような感想でした。設定はすごく面白そうだけど、期待値を上回るほどの深みがなかったように感じました。
アクションがメインと思って鑑賞すれば面白かったと思いますが、ミステリー要素を期待し過ぎると、物足りなさを感じるかもしれません。