平田一

ニューヨーク、アイラブユーの平田一のレビュー・感想・評価

2.8
思ってたのと何か違った。

ニューヨークの色んなところの色んな話と思っていたら、出てくるのはやたら下ネタ。しかも中々ストレート。別に下ネタ嫌いじゃないし、強いていうなら大好物wなんだけど、この手の映画でわざわざ挙げてくネタかなあ…?

一番疑問符MAXなのは、ブレット・ラトナー監督パート。個人的な見解だけど、あれ稀でもあることなの?ヘタするとニューヨークに有らぬ誤解を招きそうだし、『SPACE BATTLE SHIP ヤマト』の"ワープイチャイチャ"以来の謎(その後追放されたことを振り返ると、何ともまあ…)。

逆にベストなエピソードは三つ。特に岩井俊二!リラックスしたオーリー(オーランド・ブルーム)の芝居は見事で、最後に顔出すクリスティーナ・リッチの小悪魔ぶりも良し!隙間で流れる『ゲド戦記』とか随所の小ネタも見てて楽しい!これは何度も堪能したい超オススメパートです!

他にも一番ファンタジックなシェカール・カプール監督パート(シャイア・ラブーフとジュリー・クリスティ、ジョン・ハートがとても良かった)、老夫婦の小言が可愛いジョシュア・マーストンパート。以上三つは映画の趣旨にメチャピッタリだと思うし、また何度もリピートしたい、非常に見事な出来映えでした!

同コンセプトの『パリ、ジュテーム』の続きの位置付けらしいと本作。そっちも下ネタ多発だったら、オシャレ雰囲気削って欲しい。というか『ムービー43』はどれだけヤバめなの?
平田一

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