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音響生命体ノイズマンの映画初心者のレビュー・感想・評価

音響生命体ノイズマン(1997年製作の映画)
3.4
森本晃司監督作品。キャラデザインや設定などは湯浅政明さんが担当。音楽は、菅野よう子。

15分という短い尺の中でこれでもかと展開を入れている、ダイジェストのような作品。そのため、作品に入り込むことはなかった。しかし、やらんとしている物語は普通に面白そうではあった。
この作品は映像作品として見るべき作品だと思いました。密集した建物の中を動き回る少年少女、4℃らしい美術の凝りようで独特なものになっていました。ただ、これ以上の4℃作品を見てきているので最高とはなりませんでした。ケンイシイのMVでやったようなビジュアルは維持しつつ、それに物語と明確な世界観がつけたという印象。

音楽は菅野よう子さんでしたが、初めて彼女がテクノ系音楽を作成した作品だった記憶がある。音楽としては心地良いというよりがちゃがちゃしている。キャラクターの動きや展開もがちゃがちゃしているので、恐らく意図的。主題歌はそれほど良いものとは思えなかった。これ以降、テクノ系をバンバン使う攻殻SACに繋がると考えると興味深い。(たった数年で、この作品の音楽のレベルからSACのレベルまでクオリティがアップすることが異常な速度だと思う)

プロットは磯さんが担当されているのだそう(▽本人発言より)
https://twitter.com/IsoMitsuo/status/1348090572255289347?s=20
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