るい

切られ与三郎のるいのレビュー・感想・評価

切られ与三郎(1960年製作の映画)
3.6

もてもて雷蔵さま♡︎


なんだけど、これほどまでに悲劇な話もまたないだろうよ。ツレェ。

子のいない家へ養子にとられた与三郎だったがその家に男の子が生まれた。このままでは自分は邪魔だと家を出る。

までは良かったんやけど行きつく先々で女に好かれ、裏切られ、そんな彼も数年のうちに身体中がズタボロに。

江戸に戻って来たはいいものの自分の居場所もなく…でも最愛の義理の妹だけは何とか助けたいと身を挺して守ろうとする。

見る前はタイトルから色んな人と斬って斬られてのアクション作品かなと思ったらそうでなくて、話の始めだけみるとほがらかな明るめの作品かと思いきやまたそれも違って…ほんま度直球悲劇作品でした。

妹ちゃんもまた与三郎と同じくらい辛い立場だったけど、与三郎は彼女を守る事で人を愛し人に愛される喜びを最後に知れたのはよかったのかな。
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