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リトル・ロマンスのtokyowebtvのレビュー・感想・評価

リトル・ロマンス(1979年製作の映画)
5.0
初見は公開当時の2番館、高校3年生だった。
ダイアンレインを好きになりすぎて、1回だけじゃもの足らず、金曜で上映が終わるので同じ週に学校を休んでもう一回観に行った。2本立てだったけど1本飛ばしで朝から3回見た。
それから浮世絵の絵葉書を買ってきて、毎週ダイアンレインにファンレターを出したら何か月か過ぎた頃サイン入りのポートレートが届いた。
この映画で、ダニエルから「英語は映画で覚えた」と学び、同じ映画を繰り返し見たり(当時は入れ替え制ではなかった)、劇場で音だけ録音して繰り返し聞いたりして英語の成績が上がった。
ポルノ映画を観る羽目になった後、
「あんなの愛じゃないよ」
「この広い世界で、どうやったら運命の人と出会えるの?」
IQの高い2人も愛については純粋な子供だった。
更に純粋な愛の原理を知っていたのが高齢のジュリアン。2人にとっては愛の教育係。ジュリアンのお惚けでヒッチハイク、ロミオとジュリエットの宿に泊まれて自転車レースの末に再スタートを決意するシーンが素晴らしかった。
『小さな恋のメロディ』と違うのはお別れがあること。
アカデミー音楽賞を取った名曲が耳から離れない。
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