"絶望的なラスト"に向かうって紹介されてたから観たら、予想以上の絶望感で驚くw
何というかシュールな寓話的展開がけっこう好きだった。
じめじめした感じ、肌の生々しい描写、常に付き纏うエロティックさは、なんだかキム・ギドク監督を彷彿とさせる。
かなり好き。
タイトルの"河"や、キーとなる"水"は何を表すのだろう。
肩が痛い青年: 自分を見つけたい願望。
無職、何も実現できていない自分への失望。
父:誰かを愛したい願望。
自分の性的指向に気付くのが遅かったのか、隠していたのか?男性を愛したい。
妻を愛すことができない。欲求不満。
母:誰かに愛されたい願望。
夫、不倫相手からも愛想を尽かされてしまう愛されない女。性欲強めだが、全く解消されず、欲求不満。
3人の溜まりに溜まった欲求が"水"となって溢れ出し、大洪水を起こす…
てこと?
でも本当のラストは、あの感じだと良いほうに帰結したんじゃないかなー?と、青年のひょうひょうとした演技から窺えけれど。
面白かった。