第16回 東京フィルメックスにて。
リーさんが実際に首が曲がったままになったことがキッカケで生まれた作品だそうで。監督、すごいなあ。ありとあらゆるリーさんから題材をもってくる(笑)
床上浸水(今…
「この河は死んでますか?」と聞きたくなるぐらい汚れてる河に浮かぶ死体役として抜擢されたことを皮切りに謎の首の痛みに襲われるリー・カンションという時点でもう面白い。こんな設定でも『青春神話』から一貫し…
>>続きを読む冒頭、白シャツ白パン白スニーカーという一番汚れたくない格好で水死体役の依頼を受けるリー・カンションがもうリー・カンションで笑う。(結局着替えていたが。)
バイクで転倒する前からリー・カンションがち…
崩壊と修復(の努力)。リー・カンションの首の痛みという身体的な共感性によって映画を観ている観客の知覚にも歪みと痛みを伝播させ、そのフィルターがグロテスクな物語に寄与している。ハッテン場に通う父の部屋…
>>続きを読むダムが決壊した時
水は溢れ
誰も止めることができない
謎の首痛い病に悩まされる息子と家族のお話。
久々にツァイ・ミンリャン作品を鑑賞したくなって、どれを観ようか悩んだんだけど、やっぱり1番好きな…
このレビューはネタバレを含みます