たこす丼

カポーティのたこす丼のレビュー・感想・評価

カポーティ(2005年製作の映画)
4.1
2May2017 DVD

相反する、矛盾した二つの感情が名優フィリップ・シーモア・ホフマンを通じてカポーティという一人の人間から滲出する。ある種、カポーティの死とシーモア・ホフマンの死がどちらも中毒死で重なることからも、ただの演技とは思えない、シーモア・ホフマンの中に本当の人間を感じざるを得なかった。また、多くの映画で仰々しいというか意図的な同性愛描写がはびこるなか、とても自然で、本当に「人間」を描こうとしているように感じられた。
"'不合理'の意味は分かるか?"
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