モーパッサンの三つの短編を映像化したオムニバス映画
初マックス・オフュルス。
マジでみんな走り回るしカメラは動き回るしで面白すぎる。「みんな走りまくる」って言われて観たけど本当に走りまくってて笑う…
自由自在に動くカメラ、人の動き、奥行きを意識した構図にフェリーニと同じものを感じる。でも何でだろうか、こっちの方が圧倒的に情報が入ってきやすい。こんなにゴタゴタ人もカメラも動くのに、一つ一つの情報が…
>>続きを読む1952年のマックス・オフュルス監督作品。オフュルスというのはユダヤ人であるのを隠すために用いた偽名で、ドイツ出身の彼の本名はマクシミリアン・オッペンハイマーである。ドイツで監督デビューした彼は、ナ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
オフュルス監督ならではの流麗なカメラワークがフランス流大人の男女のドラマに艶をもたらし、うっとりしてしまうような眩い世界となっていく奇跡。ストーリーも一話で年をとることの残酷さをつきつけて、お客のテ…
>>続きを読むオフュルスは、どのような物語を語っても、自分のスタイルの展覧会のようになるのが面白い。そのスタイルの素晴らしさに勝るくらいの力強い物語があったのは「忘れじの面影」だが、そもそもそのスタイルのみでも十…
>>続きを読むマックス・オフュルスの晩年の作品。オフュルスは57年に亡くなった。54歳だった。
モーパッサンの3つの短編からなるアンソロジーで、淡々としたナレーションが、老い、遠さ、報酬といったそれぞれのテーマ…