よーぴ

快楽のよーぴのレビュー・感想・評価

快楽(1952年製作の映画)
4.3
自由自在に動くカメラ、人の動き、奥行きを意識した構図にフェリーニと同じものを感じる。でも何でだろうか、こっちの方が圧倒的に情報が入ってきやすい。こんなにゴタゴタ人もカメラも動くのに、一つ一つの情報が整理整頓されていて、話を追いやすい。
モーパッサンの書いた三本の短編を一つの映画にまとめたものだが、最後の話がやっぱり面白かった。『幸福』、『ゴーンガール』、『ファントムスレッド』に繋がるような、「結婚」に対するアイロニーが描かれるラストカットのオシャレさよ。
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