オフュルスは、どのような物語を語っても、自分のスタイルの展覧会のようになるのが面白い。そのスタイルの素晴らしさに勝るくらいの力強い物語があったのは「忘れじの面影」だが、そもそもそのスタイルのみでも十…
>>続きを読むマックス・オフュルスの晩年の作品。オフュルスは57年に亡くなった。54歳だった。
モーパッサンの3つの短編からなるアンソロジーで、淡々としたナレーションが、老い、遠さ、報酬といったそれぞれのテーマ…
やはり撮影の素晴らしさに惹かれる。一話のダンスホールでの長回しは見事すぎてクラクラしてくるし、特に三話の撮影対象であったはずの登場人物が動き出した瞬間にカットしないままその登場人物の主観ショットに変…
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