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非常線の女のRのレビュー・感想・評価

非常線の女(1933年製作の映画)
3.3
演奏付きで鑑賞。

与太者として過ごしていた襄二と時子だが、普通の人生を歩む和子に出会ったことで、与太者の道を抜け出そうと決意する。

水久保澄子さん演じる和子が、2人の生き方を変えるきっかけとなる訳だが、とにかく綺麗でファムファタール感が満載。
2人が惚れてしまう気持ちも分かる。
水久保さんの活動期間は1932年から1935年らしく、現存している作品があまりなさそうなのが残念。

他に印象的だったのは、ダンスホールで襄二と男3人組がやり合うところ。
登場人物の表情が交互に映し出されていたが、サイレント映画だからこそ、コミカルに見えて良かった。
あと、一度退出した後に、上着を受け取りに来た下っぱがツボ。
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