ころっぷ

母の眠りのころっぷのレビュー・感想・評価

母の眠り(1998年製作の映画)
3.0
重たいテーマに正面から取り組んだ点は評価出来る。娘の感情の起伏に付き合う映画だが、実は母親の想いの内奥を終始推察させる造りにもなっている。それぞれの立場から考えさせる作品だ。メリル・ストリープの迫真の演技は何時もながら凄まじいが、弱い父親を演じたウィリアム・ハートの存在感も印象的だった。家族という煩わしさで、人は人生の多くを知るのだと改めて教えられる。