ありきたりといってしまえばそれまでだが、
やんわりと観れる、どこか女性的な作品。
よく言えば、やわらかく、
悪く言えば、像がぼやけてしまってよく観えない
この三人を描くには少々断片的すぎるかなと
思うシーンがチラチラとあって
心の奥を刺激しない
触れるか触れないかのギリギリのところで焦らされてるような感じ
これが狙いなのかは別として
文学的過ぎて、言葉のひとつひとつを考えていると
あっという間に置いていかれるのがじれったい
だからなのか、全体を通して
深みがあるようには感じない
お話がつながっているようでどこか箇条書きのような
ひとつひとつのシーンは悪くないのに
流れのない流れには、女性らしさを感じてしまう
中でも「me too..」のシーンはとても好きなのに
このシーンってだけで他への派生があまり感じられない
ただ、映像はとてもキレイで
引き込まれるような色彩が心地いい
少し“臭さ”のある作品だけれど
やんわりと観たいときにはいいかも