素潜り旬

流星の素潜り旬のレビュー・感想・評価

流星(1999年製作の映画)
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レスリー・チャン没後20年特別上映『流星』をシネリーブル梅田で観た。レスリー・チャンと子どもという組み合わせだけで儚すぎてずっと泣いてしまった。レスリー・チャンの父親役もっと観たかったな…と思えるくらい父親役がハマっていた。自分だけが正しいと思えてしまう子育て、しかも捨て子の父というふたつの困難を、彼特有のチャーミングさで悲壮に感じさせない。状況は悲壮なのだが、彼自身が悲壮に見えない、ただだからこそ子どもが悲壮に見えるという哀しみ。これはレスリー・チャンにしか出来ない役だと思わせる説得力があるからこそ、彼がもういないという事実に涙がこぼれて仕方がなかった。
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