もこもも

スコルピオンの恋まじないのもこもものレビュー・感想・評価

スコルピオンの恋まじない(2001年製作の映画)
4.2
1940年のNYを舞台に催眠術にかけられた保険調査員のブリッグスとフィッツジェラルドの恋愛を描いた作品

めっちゃコメディでロマンチック
ウディ・アレン作品の中でも1番、
ラストがロマンチックで大好きやった
お洒落な音楽とユーモアあるセリフは
例の如く当たり前のように溢れていて、
本作は敵対する2人の変化が特に素敵
途中ブリッグスが不憫で不憫で仕方なくて
早くみんな真相知ってよーって
めっちゃヤキモキしながら観ちゃった

「コートを脱げば?
 この20年部屋に雨は降ってない」

催眠術というテーマで
こんなユーモア溢れる楽しい作品に
仕上げるのはウディ・アレンさまさま
それにしてもこの手口は恐ろしい
ブリッグスがクロ確定になっても
協力してくれる同僚とか情報屋が素敵
キスで錠を渡してくれた女の人も好き
OPとEDはお洒落な『Sophisticated Lady』

ブリッグスとフィッツジェラルドは
犬猿の仲ではあるねんけど、
そのやり取りがめっちゃ微笑ましい
ブリッグスが刑務所から逃げてきて寝てる時
毛布じゃなくて新聞紙掛けるところが
フィッツジェラルドらしくて笑っちゃった
ラストは催眠状態のままかぁって思ってたら
実はもう既に催眠はとけてて、
彼女の言葉が真実やったってのが
めちゃめちゃロマンチックで大好き
もう額縁に入れて飾りたいぐらい好き

「言葉の裏には愛を」
もこもも

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