若者を志願兵に導く老教師、若者の無邪気な自負と愛国心、戦争の残酷さ、深く傷付いていく主人公たち。
確かに素晴らしい作品であり、こんな素晴らしい戦争映画が作られても、結局また懲りもせず戦争をするのだから虚しさも感じる。
前線の戦闘の激しさは、今のVFXなどの技術を見慣れた目にもかなりの迫力。
敵も味方も関係なく爆弾が降り注ぐ。その中を走るのはどれほど恐ろしいか…。
そしてやっぱり、今現在、いつ爆弾が落ちてくるか分からない中で暮らすパレスチナの人々の事を考えずにはいられない。どんなに恐ろしい思いをしてるのか。もちろん他の紛争地も。
戦争で傷付く生身の人間1人ひとりのことを忘れないようにしたい。