やち

西部戦線異状なしのやちのネタバレレビュー・内容・結末

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「西部戦線異状なし」All Quiet on the Western Front,1930,アメリカ
監督:ルイス・マイルストン
原作:マクスウェル・アンダーソン
第3回アカデミー賞最優秀賞

・戦争の異常性、惨さ、命、愛情
約100年前の映画でも全く色褪せない主題と物語だった。この2時間に重要な側面が多すぎて、何を語ればいいのか眩暈がするような作品。ラストシーンは圧巻。二度と忘れられないシーンになった。
・俺が死んだら戦争は終わりだよと語っていたカチンスキーを、死んだことも気づかずに背負い続けるシーン、悲しすぎる
クレヨンしんちゃん、あっぱれ戦国のラストもここから着想得てる?ってくらい似た感情が湧いた
・扇動的な教師、それに喚起されたポール
3年後同様に扇動的な教師と、同じように目を輝かせる生徒たち、年齢は16歳
戦争の馬鹿さを見事に表す構成だった
・同じ穴に落ちた敵兵を殺したポールとその葛藤、最後はこれは戦争だからと自分を納得させてるのもまた、悲哀だと思った
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