ろまらん

幻の光のろまらんのネタバレレビュー・内容・結末

幻の光(1995年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

是枝監督のデビュー作で期待し過ぎたのかも。文学作品の映画化の難しさも改めて感じた。原作はゆみ子の一人語りの小説でとても映画的だけど、違和感があったので読み直した。やっぱり別物になってる。大切なエピソードが何箇所も削られてたり、意図が違う会話が足されてたり。是枝風家族の再構築物語に書き換えなのかな。
難しい役柄を映画初めての女優さんでは無理がある。立ち姿は洗練され過ぎ、感情は抑え過ぎて無きが如し。外国の人にはいい感じに映るかな。
最後に創り出した美しい遠景も遠景のまま、新しい旦那さんこんな時にも抱きしめてあげない人なんだ。二人に距離があることの表れなのか。
子どもの演出はここからすでに良かった。
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