眠たくなるほど退屈なストーリー。
目が覚めるような美しいシーン。
嫌気が差すような暗いシーン。
下らないアルペジオが流れたと思ったら、今度は美しいピアノの旋律が流れ始める。
なんとも不可思議…
是枝監督初長編作品。全体的に画が暗い印象。江角マキコさん演じる主人公が、遺書も残さず鉄道事故で亡くなってしまった夫の幻を追い続けてしまう姿が痛々しかった。
その後再婚し、嫁いだ先は能登。美しい日本海…
ゆみ子が12歳の時、祖母が失踪した。それ以来、トラウマとなってゆみ子を苦しめていた。25歳で郁夫と結婚し、息子ができるが、郁夫は自転車の鍵だけを残して列車に飛び込み、命を絶った。5年後、ゆみ子は日本…
>>続きを読む原作があり、脚本も本人ではないが、その後の諸作品で描かれ続けることとなる、もう二度と絶対に直接声を聴けない他者である死者との対話、最も親しかったはずの人のわからなさという主題。偶然だろうが、深掘りは…
>>続きを読む光と陰とそこにある空気そして波音
大阪の生活音から奥能登の波の音へ
あらゆる場所に光は偏在し、それは死者の形見のように生者を照らす
宮本輝の原作は未読
丁寧に積み重ねられたショット
黒い衣装を…