自分が思うに映画っていうのは小説みたいに人物の内面を直接描くのと違って、あくまで客観視点でその人物の言動ないしは所作で感情や内面を描く芸術だと思ってるんだけど、そういう意味でこのラルジャンは究極の映…
>>続きを読む「希望はあるのか」
「手」の印象が強かった。そして観た人がまず思うこの映画の研ぎ澄まされた感じ。省略省略、このブレッソンの出した美学が面白かった。が、話としては観ていて良い気分にはならない。
そこ…
映画的には誇張されがちな音楽表現や心理描写がこの映画では徹底的に削られていて、不慮に不幸におちていく主人公の表情さえも淡々と描かれている。難解な印象だが鑑賞後の余韻は並ではない。短めの映画なのでぜひ…
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