慶次朗

戦場のメリークリスマスの慶次朗のレビュー・感想・評価

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
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「戦場のメリークリスマス」曲がすごく好きだから、その曲の背景が知りたくて見てみた。
自分が今までよく聴いてきた「戦場のメリークリスマス」はピアノアレンジの方だったけど、映画で流れてたのはシンセとか使ってるオリジナル曲の方。こっちの方が土臭さとかなんとなく拙さ(かなり失礼な表現かもしれない)を感じる。ハラ軍曹(ビートたけし)の「メリークリスマスミスターロウレンス」の台詞に続く曲としてはオリジナルの方がしっくり来るなぁと思った。そりゃそうか。


一回見ただけで話を理解しきるのが難しかった、戦時中の知識もあんまりない自分には特に。ネットで解説とかを見てやっと理解できた。若干眠いなと思いながら見てたのもあるかも。
まだまだ理解が浅いながらも思ったのは「日本人」「敵国の兵」「俘虜」大雑把なカテゴライズで人を断定してしまう冷酷さ、危険さ、戦時下は特にそのステレオタイプの決めつけが極端で激しいものやったということ。そんな中でも主要キャラたちが垣間見せる個人への興味、人を「1人の人間」として見つめることの美しさ、ああこれが愛かぁとか思った。同性であっても敵対国であっても。 
デイヴィッドボウイカッコよかったぁ。表情とかになんかすごく親しみを感じたな。曲ももう少しちゃんと聴こうかなぁ。
慶次朗

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