子供の頃、姉がピアノで弾いていた「メリークリスマス、ミスターローレンス」。
いつか観ようと思いながら昔の戦争映画と敬遠してしまっていたけど、やっぱりみて良かった。突き詰められた人間描写の凄みに圧倒された。
坂本龍一の音楽の世界観がユニーク。ミニマルな劇伴に映像が引き立ち、クライマックスにカタルシスが生まれていると思った。
戦地の日本軍捕虜収容所という閉ざされた男の世界。暴力や不条理が蔓延る環境だからこそ、ささやかな純粋さが尊く映った。
みんな大好きハラ軍曹、セリアズに銃を向けるシーンとか淡々としてて最高。