碧翠

戦場のメリークリスマスの碧翠のレビュー・感想・評価

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
4.3
「男たち、美しく」

1942年、ジャワ。山岳地帯の谷間にある日本軍捕虜収容所で、日本語の通じる英国軍の中佐は、粗野な軍曹や収容所の所長と捕虜たちの間をとりもっていた。自他の区別なく厳しさを見せる所長は、ある日、新たな捕虜として拘束されたとある英国陸軍少佐と運命的な出会いを果たす。

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

開始1分30秒であの曲が流れで鳥肌が立つ
今年は坂本龍一さんが亡くなられた
この場を借りて哀悼の意をし捧げます

見直せば見直す程、魅力的になって行く
絵が持つってこういう事なんだろう
彼らは座っているだけでも引き込まれる

浅学非才の身では言葉に表せないけど男の美学が詰まってると思う

ヨノイ(坂本龍一)はセリアズ(デビット・ボウイ)に心を寄せていたろうし、ハラ(北野武)はロレンスの事を気にかけていた
軍隊の精神とキリスト教の精神が彼らにそれを許さなかったし、彼らも本心に気がつきつつ否定せざるを得なかったのかも知らない
その表現を実に巧みに演出していたと思う

たけしが酒に酔ってファーザークリスマスと言うシーンは季節外れの桜の狂い咲きの様に魅せられるものがありました

メリークリスマス、ミスターローレンス

☆再視聴
碧翠

碧翠