木曜日31

戦場のメリークリスマスの木曜日31のレビュー・感想・評価

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
4.0
人間の温かい血をお互いに与え感じ合えることってどれだけ幸せなことなんだろう。そうであるべきだけれども、それはあくまでも幸せであることをこれからも忘れたくないと思った。
まっすぐに立っているイギリス兵に対して、力はあっても気持ちがぐらぐらのヨノイを見ていると痛々しくてしょうがなかった。ラストシーンのハラさんの笑顔で、それまでずっとずっしりとしていた気持ちが、はっと目を覚まされる感覚になった。自分は最後にこんな風に人に笑顔を向けられるのだろうか。正解である人なんてどこにもいないけど、自分の信じる正解は歪ませたくない。