Frapenta

コップランドのFrapentaのレビュー・感想・評価

コップランド(1997年製作の映画)
4.2
良作。
ジェームズマンゴールドの初期作でありながらすでに一定の水準が満たされた面白さを誇っている。

デニーロ目的で観たがあまり活躍せず。それより、思ったよりもレイリオッタの活躍が大きく、なかなかに痺れた。このメンツとなるとやはり思い出してしまうのがグッドフェローズ。序盤中盤にかけてはマフィアを匂わせたような様相を浮かべていて、ポストグッドフェローズ的な立ち位置かと思われたが、終盤は全く異なり、心震え上がるトーンと化していて差別化されていてよかった。
終盤はスタローン演じる主人公がかなり大胆な行動に出た(正当防衛ではある)ものの、ブレードランナー2049のKのように、静謐でありながらも誰よりも熱い鼓動を感じさせる最高の主人公だった。こういう主人公大好き。そしてレイリオッタはグッドフェローズよりも好き。個人的に今作がベストアクト。

細部がやや見えにくい点もあるが、少し過小評価されているようにも思える。
ちゃんと面白かった。
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