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ぜんぶ、フィデルのせいのboxmanのレビュー・感想・評価

ぜんぶ、フィデルのせい(2006年製作の映画)
4.0
ユーモラスに、子どもの視点から共産主義にヒートアップする人々を見つめる映画。
イデオロギーに血肉を捧げるというのは、当人たちにとって最高の体験ではあるけれども、そこに巻き込まれる人々にとってはどうだろうというところを見る。
子どもは実は賢いとか真実を見抜く、みたいな意見は信じていないけれども、大人たちのせいで吐くことになった溜め息については信じられる。子どもには不満がある(当然、政治的に正しいとは必ずしも一致しない)。

アンナの豊かな表情と演技に惹きつけられるので、難しいテーマはさておき楽しめる映画。
あとカストロ髭のおっさんの会、好き。
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