みむさん

ぜんぶ、フィデルのせいのみむさんのレビュー・感想・評価

ぜんぶ、フィデルのせい(2006年製作の映画)
4.0
子供目線の激動の時代。仏頂面の少女がカワイイ!

フィデルとはキューバのフィデル・カストロのことでした。

「ぜんぶ、フィデルのせい」っていうのはこの主人公アンナの言葉。

このアンナ目線で反体制運動、ウーマンリブ運動、フランコ独裁政権のスペイン、パリ共産主義思想、チリのクーデターなんかを描いてる。

ゴリゴリの社会派のように小難しい映画ではなく、このアンナ目線なゆえに、こどもの「ナンで!?」「どうして?」を元に観客は背景を思い浮かべるっていうタイプの
社会派映画のようで見やすいし、押しけがましくないのが好感。